「継続は成功への鍵」となってくれることを念じながら

  ブログも今回で第34話となりました。徐々にではありますが「女性のための学びの広場」を訪問してくださる方が増えていることは大いに励みになります。今から「学びの広場ミニコラム二話」を事務所の前に掲示しようと思っていますが、なかなか小雨がやみそうにもありません。そこでまずは、ブログでご紹介させていただきたいと思いました。

           学びの広場 ミニコラム(2)

 今回はフィンランドについてお話します。 首都はヘルシンキ、日本から一番近いヨーロッパといえばフィンランドです。福岡からおよそ10時間のフライトでヘルシンキに到着します。人口約550万人の小さな国ですが、学力は世界のトップクラス、子供の貧困率は低く、経済格差もさほど大きくなく、徹底した教育の無償化、仕事と家庭と趣味をバランスよくとり、自然も豊かでと、枚挙にいとまがないくらいです。カフェ文化が根付いており、「コーヒータイム」を手軽に楽しむことができます。一人当たりのコーヒー消費量は世界トップクラスで、職場でのコーヒー休憩は雇用者が労働者に対して保証しなければならない法律上の決まりでもあるそうです。これも仕事の効率アップの鍵であり、コミュニケーションの場としてとても役立っているそうです。個人的に大好きな街ヘルシンキです。とてもきれいな英語を話してもらえるので、言葉の障壁は低いといえます。

  新型コロナウイルス感染症対策として、日本でも在宅勤務(テレワーク)が増えてきておりますが、フィンランドでは、週に一度以上在宅勤務をしている人は三割になるそうです。パソコンと携帯電話の通信機器の普及と相まって、今回の感染症は日本においても仕事のやり方に何らかの良い影響をもたらすかもしれません。育児と仕事の両立が難しい、託児所や保育園などの不足、男性社員はなかなか育児休暇が取りづらい、子育てはそれでもやっぱり母親への負担が大きいなど課題をたくさん抱えているわが国では、働き方改革が推進されておりますが、多様で柔軟な働き方が選択できるようになると、もっと居心地の良い日本になるのかもしれません。そのためには、積極的に改革を推進してくれる政治家の役割は重要であると思います。

  フィンランドの民主主義教育は「市民に知識を得る能力や動機、可能性がない場合、民主主義は単なる選挙権の行使に終わってしまう。養育と教育が、批判的に考える市民を育てることを可能にする。それは、民主主義を進める基本である」と高校の教科書に示しているそうです。まさに、主権者であるわれわれの知性が 試される場が選挙であるといえます。そうでなければ衆愚政治に陥るやもしれません。

参考図書:堀内 都喜子 『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』ポプラ新書

岩竹 美加子 『フィンランドの教育はなぜ世界一なのか』新潮新書

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4月から毎週月曜日に「簡単な時事英語を読む講座」を開講します。英語ばかりでなく、その社会的背景についても知ることができるよう一石二鳥の充実講座になるよう企画しております。

ご関心を持っていただきましたら、090-8761-3437にお電話ください。


英語&教養講座の生涯学習「まなびの広場」

ANAで勤務した後、結婚、子育てしながらの専業主婦から一念発起し英語の勉強を始めました。テンプル大学日本校の大学院で英語教育を修了した後、英国のエセックス大学大学院で社会学を修了しました。宮崎市に教室を開設しております。小学5・6年生、中・高生からシルバー世代まで対象の教室です。基礎英語から時事英語、社会を見る眼が養われる教養講座を開講しております。詳細はブログで随時紹介しております。

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