一歩一歩 一歩一歩 一歩一歩 ・・・・・・
第一回のブログを発信したのが、2019年2月22日であった。2020年3月3日に第三十回のブログをアップし、さて、今回は第三十一回の運びとなった。「生涯学習の場をネット上でも共有できれば」という、社会への発信ブログである。一個人の視点で、現代社会の特質に関連するようなテーマで思考しながら書いてきたつもりではある。実生活に役立つ知識ということでもないと思われますが、「そもそもものを考えるということ自体が今を生きるということとの関係で出てきているのである。いかに浮世離れしたように見える学問であっても、もとをただせばその時代と共振しているのだ。人間というものは、その時代や社会に組み込まれながら、そこから出発しながら考えていくわけだから、それは当然のことなのである」と、大澤真幸氏が述べている。一般的に人間というものは「思考しなくていいのなら、思考しないで済ませたい」傾向にあると思われるので、ブログを書きながら(右往左往の連続であるが)「思考する」ということが身についてくれば幸いである。今を生きている自分がいるということは、「我思う、故に我在り」であろう(デカルトの有名な命題)。
ブログの一方で、平成24年3月に生涯学習の場として「女性のための学びの広場」を立ち上げ、これまでに十二回の講座を開催した。
第一回:産業構造の変化と社会意識の変容
第二回:少子化と高齢化社会の課題と展望
第三回:アメリカの過去と現在
第四回:暇と退屈の倫理
第五回:グローバル企業と自由貿易体制
第六回:社会学入門
第七回:ルソーの社会契約論を読む
第八回(令和元年11月):ちょっとだけ経済学;日銀の金融緩和って何だろう
第九回 (12月):ルソーの『社会契約論』を読んでみよう(入門編)
第十回(令和2年1月):文明の進歩は社会の幸福につながっているのだろうか
第十一回(2月):遊び心で社会学入門「社会って何だろう」
第十二回(3月):遊び心で社会学入門「自由って何だろう」
第十三回(4月毎週月曜日予定):脳活してみませんか「時事英語入門講座」
第十四回(㋃16・18日予定):遊び心で社会学入門「基準値はどうやって決められているのだろ う」
「ゆたかな人生って何だろう」と、自問してみる。資格取得のためでもなく、専門性を求めるわけでもない学びに、私は居心地の良さを感じている。ブログを書くにも、講座をするにも他者の存在なしにはできない。「学びの広場」は私にとって、大切な他者との応答の場である。
参考図書:大澤(おおさわ)真(ま)幸(さち) 『考えるということ』河出文庫
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