″無駄の積み重ね″の先に
ある程度の年齢にさしかかって始めた生涯学習ですが、手ごたえのある成果を求めて学習をしているというより、おのずと興味の世界がどんどん広がっていくことが楽しいからでしょうか。楽しいの意味は「満ち足りた気持ち」と辞書に書いてあります。目標を定めて結果を出すといった風ではないので、精々自己満足の世界と揶揄されそうですが、私にとっての生涯学習はまさにマハトマ・ガンジーの残した言葉「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」でしょうか。
昨日、珍しい客人の訪問を受けました。実に二年ぶりです。写真のお花とイチゴケーキ、クッキーと身に余る頂き物、そして何よりも二年という時間の経過が全く感じられず、話に大きな花が咲きました。
さて世界に目を向けるとウクライナからの悲惨な状況です。このような戦争になる前に何らかの解決の道はなかったのだろうかとおもいます。民族・宗教・政治体制・経済体制などグローバルな視点と歴史的な流れから理解しようとすることがわれわれには問われているような気がします。
キリスト教だけを見てもローマ教皇を中心とするローマ・カトリック教会とロシア正教やギリシャ正教の東方正教会に分裂した歴史があります。ウクライナの正教会はウクライナの独立後ロシア正教会からの独立を望み東方正教会の最高権威とされるコンスタンチノープル全地総主教に独立の承認を求めていたが、ポロシェンコ大統領(ゼレンスキー大統領の前)の時にロシア正教会の管轄下に置かれてきたウクライナ正教会の独立を認める決定が下されました。このことはロシア正教会とその後ろ盾であるプーチン政権への打撃となるのは必至であるといわれておりました。宗教だけを見てもウクライナとロシア(プーチン大統領)との関係は悪化していたことが分かります。
これからの国際情勢を鑑みてもわれわれの置かれた「平和」な状況がいつまでも続くとは言い切れないと思います。そのためにわれわれができることは歴史を学ぶことであり、文化の違いを知ることであり、経済体制や国家のあるべき姿などについて真剣に学び続けることが必要な気がします。
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