「自由であること」こそが生涯学習の推進力のような気がしますが........&"Smart English"

なかなか沈まる気配のないコロナ感染症の拡散は、気持ちを圧迫し、「コロナで動きが取れないから何もできない」のような口実にすり替えられているような気がしないでもない。コロナという疫病をわれわれの気持ちと行動を制限している、いわば、言い訳にしている感がないでもない。ある程度の年齢に差し掛かっての「学び直し」も、「今更この年になって勉強したって、その先に何の益があるの」と、年齢が気持ちや行動を抑制する見えない壁になっている感もある。人間が社会の中で生きている限り、社会の規範や慣例や文化などが無意識のうちに働いていることは否めない。だからこそ、先人の知恵や識者の考え方を学ぶことで、この見えざる壁から解放され、「自由であること」の生き方に近づけるような気がする。

「人間身体を多くの仕方で刺激されうるような状態にさせるもの、あるいは人間身体をして外部の物体を多くの仕方で刺激するのに適するようにさせるものは、人間にとって有益である。.....これに反して身体のそうした適性を減少させるものは有害である」(哲学者スピノザのエチカ定理より)

社会の状況、規範、慣習、世間体等に縛られることなく、「多くの刺激を受容できるような状態にさせておくこと」は自由であり続けることのような気がする。個人的ではあるが「学ぶという行為」のおかげで、より多くの刺激に反応できるようになってきている。

参考図書:國分功一郎 『初めてのスピノザ;自由へのエチカ』 講談社現代新書 2020年

"Smart English" Day 21;'season' 'seasoning' 'seasoned'

season は季節という意味ですが、seasoning は調味料を指し、seasonedとなると、ベテランのという意味にもなります。比較的多くの場面で使われるので、知っておくとよいと思います。

語源は果物がその季節になると熟れておいしくなるから、収穫に良い時期といったことでしょうか。動詞になると、味付けするという意味にもなります。a seasoned Japan watcherと使われると日本の事情に通の人でしょうか。He is a seasoned negotiator. 彼は経験豊富な交渉者です。*negotiate;交渉する The sausage is very highly seasoned. そのソーセージは実に味付けが良い。

☆☆☆少しづつですが、英語への関心を持続してくださればと思います。 



英語&教養講座の生涯学習「まなびの広場」

ANAで勤務した後、結婚、子育てしながらの専業主婦から一念発起し英語の勉強を始めました。テンプル大学日本校の大学院で英語教育を修了した後、英国のエセックス大学大学院で社会学を修了しました。宮崎市に教室を開設しております。小学5・6年生、中・高生からシルバー世代まで対象の教室です。基礎英語から時事英語、社会を見る眼が養われる教養講座を開講しております。詳細はブログで随時紹介しております。

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